文系と理系、高校の途中からどちらへ進むか選択を迫られることでしょう。エンジニアは理系の人が選ぶ職業のイメージがありますが、意外に文系出身のエンジニアも多いのです。では、文系でエンジニアに向いているのはどのような人でしょうか?また向いていない人についても紹介します。自分はいくつ当てはまるか、参考にしてみてください。
プログラミング言語の知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力も求められるシステムエンジニア。SEに向いている人の特徴をみていきましょう。
論理的思考とは、ロジカルシンキングとも呼ばれ、物事を筋道を立てて理解する考え方のことです。直感や感覚で物事を決めるのは、論理的思考とは真逆といえます。
なぜ論理的思考が重要かというと、プログラミングには課題や難問を解決するために、根拠から結論を導き出すことが必要だからです。その際、多角的な視点から問題を分析する力も必要になります。
このように、物事を論理的に考えられる人は、エンジニアに向いているといえるでしょう。
ITの世界では日々新しい技術が更新され、1度学習したことでもアップデートが欠かせません。また常に新しい情報や技術を学習しようという気持ちがなければ、すぐに過去のものとなってしまいます。
誰かに勉強を促されるのではなく、自分で目標を設定し、自律的に学習を進めていける自己学習能力の高さは、移り変わりの激しいエンジニアには必要な性質でしょう。
システム開発では、クライアントの要望が確実に反映されているか、後工程で問題が発生しないかに気を配る必要があります。設計工程だけでなく、プログラミングの工程でも設計書が漏れなく実装されているか、エラーやバグがないかなど、細部までこだわって作っていかなければなりません。
また修正など別のエンジニアがコードを扱うこともあるため、誰がみても理解できるコードを書くという几帳面さも重要な要素となります。わずかなミスが後々重大なトラブルになる可能性もあるため、細部まで丁寧に仕事をすることが大切です。
SEはプログラマーに指示を出し、チームをまとめてプロジェクトの進行・管理を行います。指示の出し方や確認、納期の調整などもすべてSEの責任下にあるため、チームメンバーとのコミュニケーションが円滑にできるかは成果物が良いものに仕上がるかを左右します。
またSEはクライアントと打合せをすることも頻繁にあります。クライアントに最適なシステムを提案するには、直接対話をして正確な要望や課題を引き出す能力が必要です。そのためには高いコミュニケーション能力が求められます。
SEはクライアントの要望を実現するために設計をし、設計書の通りにプログラミングをし、テストを経てリリースをします。その間、クライアントの要望で急に仕様が変わったり、想定外の不具合が起きたりすることも。
その度に設計から再検討を余儀なくされるなど、問題を解決するために臨機応変に対応しなくてはなりません。状況に応じて解決策を見出し、問題を解決することに喜びを感じられる人は、エンジニアに向いているでしょう。
システム開発は規模の大きさにより、短くても3ヶ月程度、長ければ2〜3年の期間を要します。その間、毎日コツコツと仕事を積み重ね、問題をクリアしていかなければなりません。
プロジェクトには必ず納期があるため、日々コツコツと地道に作業をできる忍耐力や精神的なタフさが必要です。
システムエンジニアはクライアントの要求を分析して、要件定義を行います。この際、ヒアリングした内容から課題やニーズを整理して分類し、分析しなければなりません。
また設計段階においてもシステムの機能や仕様、業務の流れである基本設計と、それをプログラマーが実装できるようネットワーク構成やデータベース構造まで細かく設計します。
そのためには、情報を整理して分類することが重要となります。
逆にシステムエンジニアに向いていない人はどのような特徴があるのかみていきましょう。
エンジニアの仕事はプログラミングにしても設計にしても、地道な仕事です。コツコツと作業をしたり調査・分析をしたりすることが多いため、忍耐力がない人はエンジニアの仕事はキツいと感じるでしょう。
例えばシステム障害が起きれば、ひたすらログを遡って原因の特定をし検証環境で再現できるか確認します。また不具合が起これば修正・テストを正常に動作するまで繰り返します。
想像以上に地道な作業が多いため、忍耐力が必要なのです。
システムの開発はチームで行います。システムエンジニアはチームリーダーですから、プログラマーなどに指示を出しプロジェクトの進捗状況を把握して納期に間に合うようスケジュール管理をしなくてはなりません。
チームをまとめ、プロジェクト全体のマネジメントをするには、まず自己管理がしっかりできることが必要です。仕事に対して大雑把であり、自己管理能力が低いとSEとしては向いていないといえるでしょう。
システムエンジニアの仕事は、クライアントとの直接対話や、チームメンバーとのコミュニケーションなしには成り立ちません。極端な話ですが、人とコミュニケーションするのが苦手であれば、マネジメントをするSEより、黙々と作業に没頭できるプログラマーの方が向いているでしょう。
よく誤解されていますが、SEはプログラミングより人との円滑なコミュニケーションが大切です。人と関わりたくない、コミュニケーションが苦手という人には、辛い仕事になるかもしれません。
システムの設計やプログラミングには細かいことまでこだわり、正確さが重要です。大雑把に進めた結果、後になって重大な修正が必要となり、納期が遅れることにもなりかねません。
わずかなミスでも大きなトラブルに繋がる可能性があるため、ひとつひとつ細部まで丁寧な作業が必要なのです。
そのため細かい作業が苦手で、細部に注意を注げない人はSEには向いていないでしょう。
システムエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。
エンジニアになりたいと思ったら、自分の性格を分析して向いているかどうか確認してみるといいでしょう。実際にプログラミングを学習してみると、生活面での性格とは違う面も見えてくるかもしれません。
ここでは、文系出身の先輩たちが、どうやってシステムエンジニア(SE)を目指したのか、就活でどんなことを大切にしていたのか、そして今どんな働き方をしているのかをインタビューしました。
これからエンジニアを目指す文系新卒者にとって、参考になるリアルな体験談が満載なので、要CHECK!
引用元:株式会社ボールド
引用元:株式会社ボールド
2014年から9年連続で売上がUP!約5億円から70億円へと急成長しているSES企業(IT業界においてシステムの開発や運用、保守などの技術サービスを提供する企業)のボールド。 生涯現役エンジニアカンパニーというミッションを掲げ、プレミアムSESという独自の働く環境・制度を整えています。IT業界の「35歳定年説」や「45歳定年説」を覆し、全社員が65歳まで現役で活躍できる環境づくりに注力しています。
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