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プログラマーとエンジニアの違いは?

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プログラマーとエンジニアは混同されがちな職種ですが、定義としては明確に異なる職種です。エンジニアがプログラマーを兼ねることも多いですが、ここではそれぞれの職種の違いを解説します。

また、プログラマー・エンジニアの年収、求められるスキルセット、キャリアパスについても違いを説明します。

どちらを目指せば良いか迷っている人は、参考にしてみてください。

上流工程を担当するエンジア
下流工程を担当するプログラマー

簡単に説明すると、プログラマーはエンジニアの設計書に従いプログラミング言語を使用してコーディングする人のことで、下流工程を担います。一方エンジニアとはシステム開発を一貫して担う上流工程の仕事をする人です。

ただし、広義ではプログラマーもエンジニアに含まれるため、上流工程を行う職種はシステムエンジニア(SE)と呼んで区別されます。

では、詳しくプログラマーとエンジニアの違いをみていきましょう。

プログラマーとエンジニアの仕事内容の違い

一般的なシステム開発の工程を順番に表すと以下のようになります。

  • ①要件定義……クライアントのヒアリングからシステムに必要な要素を決定する
  • ②設計……システムに必要な機能と実装方法を決定する
  • ③プログラミング……設計書に沿ってプログラミングをする
  • ④テスト……出来上がったプログラムが想定した通りに動くか確認する
  • ⑤納品……クライアントへ納品
  • ⑥アフターフォロー……システムの不明点や不具合がないか確認し、何かあれば対応する

このうち、プログラマーが関わるのは③プログラミングと④テストで、①②⑤⑥はエンジニアの仕事です。

より具体的な仕事内容を説明します。

プログラマーの仕事内容

クライアントのヒアリングから要望を実現するため、エンジニアが作成した設計書を元にプログラミングを行います

基本的にクライアントと直接のやりとりはなく、SEなどチームリーダーやプロジェクトリーダーから指示を受けます。プログラムに必要な言語は案件によって異なるため、得意分野があると良いでしょう。

エンジニアの仕事内容

クライアントと直接話しをし、要望に沿ってシステムの設計から納品まで行います。一部プログラミングを担うこともありますが、チームリーダーとしてプログラマーに指示をしたり、クライアントと意見交換をしたりすることが主な仕事です。

システム開発の現場を仕切るリーダーといった役割を担っています。

プログラマーとエンジニアの年収・給与の違い

厚生労働省の統計ポータルサイト「e-Stat」によると、プログラマーとエンジニアの平均年収は以下のようになります。

  • プログラマー:300万円8,000円
  • システムエンジニア:357万3,000円
参照元:政府統計ポータルサイトe-Stat(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084610

※e-statは厚生労働省による賃金構造基本統計調査の結果表掲載先です
※2019年度・企業規模10人以上の所定内給与額(男女計)を参照しています

統計ではエンジニアの方が高い収入となっています。理由はエンジニアが上流工程を担当する「管理者」の役割であり、責任のあるポジションであることが挙げられます。

業務全体の一部だけを担うプログラマーとは違い、エンジニアはプロジェクト全体を担うため業務の幅が広いこともあるでしょう。

また、クライアントとの打合せなど対外的な交渉事も任されているため、その分が収入の差となっているようです。

プログラマーとエンジニアに求められるスキルセットの違い

文系でも未経験でもプログラマーやエンジニアになることはできます。ただし現場できちんと通用する知識やスキルは必要であり、プログラマーとエンジニアでは求められるものも違います。

ここでは、それぞれに必要なスキルやおすすめの資格を紹介します。

プログラマーに必要なスキルや資格

プログラマーはシステム開発に応じてプログラミング言語を使用します。さまざまな言語がありますが、身につけた言語によってできる仕事内容が変わってきます。

またプログラマーはテストまで行うため、不具合やバグが生じた際には原因の調査から修正まで行います。そのため物事を整理して考え、忍耐強く向き合うデバッグスキルが求められます

資格はなくてもプログラマーとして活躍できますが、文系出身や未経験の場合は資格があるとプログラミングスキルをアピールできるでしょう。おすすめの資格は以下の通りです。

  • 基本情報技術者試験
  • Oracle Certified Java Programmer
  • PHP技術者認定試験
  • Ruby技術者認定試験
  • C言語プログラミング能力認定試験

エンジニアに必要なスキルや資格

エンジニアはクライアントの状況をヒアリングし、課題を見つけ出して解決できるシステムの提案から、実際の開発まで一貫して行います。プロジェクトの現場リーダーのような存在なので、クライアントはもちろんチームとも円滑なコミュニケーションができなければなりません。

また設計から実現可能かどうかの検証、運用、保守までシステム開発全体の方向性を決めていくため、各工程に対する技術的なスキルが必要です。

さらにはプロジェクトを無事に納期までに仕上げるための管理能力や、要件定義書、設計書、報告書などの文書作成能力も求められます。

プログラマーからエンジニアへステップアップすることが一般的です。

エンジニアにおすすめの資格は以下の通り。

  • 応用情報技術者試験
  • ORACLE MASTER
  • システムアーキテクト試験
  • Linux技術者認定試験 など

プログラマーとエンジニアのキャリアパスと成長機会の違い

プログラマーとエンジニアは役割や業務範囲が異なることから、キャリアパスも違ってきます。それぞれのキャリアパスをみていきましょう。

プログラマーのキャリアパス

一般的なプログラマーのキャリアパスはエンジニア(SE)です。SEの元でプログラマーとして経験を積み、上流工程のエンジニアになるというもの。

ほかにもプログラミングのプロフェッショナルとして各言語を極めたり、インフラスキルなどを身につけてフルスタックエンジニアになったりというキャリアパスもあります。

フルスタックエンジニアはプログラミングからインフラまで多様なスキルがあるため、一般的なSEより収入が多いことも期待できます。

さらにはフリーランスを目指すケースもあります。

エンジニアのキャリアパス

エンジニアとしてシステム開発全体が理解できており、上流工程の経験があるため、キャリアパスの幅は広がります。

マネジメント系とスペシャリスト系、どちらを目指すかで必要なスキルや資格などが違ってきます。

エンジニアが一般的に目指すのは、さらに上流のプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーです。現場で開発をすることより、マネジメントに重心を置いたキャリアパスになります。

スペシャリスト系では、システムの企画・立案に特化したITアーキテクトのキャリアパスもあります。

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まとめ

プログラマーよりもエンジニアの方が平均年収が高い傾向にあります。これはシステムエンジニアが上流工程に携わる仕事であり、より広範な役割と責任があるためです。エンジニアになると、さらに技術を伸ばしたいのか、マネジメント系へキャリアアップしたいのか、将来進める幅も広がります。未経験からプログラマーとして経験を積み、エンジニアとしてキャリアアップすることを目指しましょう。

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