文系からエンジニアを目指したいけれど、何をやれば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。文系出身でエンジニアを目指すなら、IT系の国家資格を取得するのがおすすめ。資格は就活の際に「この分野の知識がある」ということをアピールできるものであり、文系であっても資格取得はできるからです。
ここでは、IT系国家資格をレベル別に紹介します。エンジニアに関連した資格は幅広いため、自分に合った資格を選ぶ参考にしてみてください。
通称「iパス」とも呼ばれ、ITに関する基礎的な知識を証明できる国家試験です。現代はどのような業種・職種でもITに関する知識は不可欠であり、エンジニア以外の職種でも十分に役立つ資格といえます。
ITに関する知識はもちろん、AIやビッグデータ、IoTなどの新しい技術や、アジャイルなどの新しい手法に関する知識をはじめ、経営全般の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い総合的知識が問われます。
年間20万人ほどが受験しており、合格率は50%程度(2018~2022年度)。ほかのIT系国家試験と比較すると難易度も低めなので、未経験者でも合格を目指せます。
ITの中でも特にセキュリティ分野に特化した国家試験です。ITの高度化やインターネットの普及により、業務は効率化し人々の生活も便利になった一方で、巧妙化するサイバー攻撃により情報セキュリティマネジメントが重要になっています。
機密情報を守り、情報漏洩のリスクを低減すること、万が一のトラブル発生でも適切な対応をとり被害を最小限に食い止めることにより、安全にITを活用できることを実現するため、求められるスキルです。
IT初心者から中級者向けのレベルで、合格率は50〜60%台(令和4年上期が61.2%、令和4年下期が52.0%)となっています。
ITエンジニアの基礎となる、必要な基本的知識とスキルがあり、実践的に活用できることを証明する国家資格です。ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・運用に監視、上位者の指導のもと参加できる知識や技能が要求されます。
毎年10万人前後が受験し、合格率は23~27%を推移していますが、未経験者でもしっかりスケジュールを立てて勉強すれば合格できる資格です。
ITエンジニアとしてワンランク上を目指すための試験です。技術、管理、経営まで幅広い知識と応用力が求められ、システム開発やIT基盤構築などにおいて力を発揮できることが証明できます。
基本情報処理技術者の上のステップという位置づけで、合格率も20%(平成27年~令和6年春期)と難易度が高めです。
初心者からいきなり受験するより、基本情報処理技術者を取得した後にステップアップとして受験すると良いでしょう。
ITストラテジストとは、システムやソフトウェア開発の上流工程で、戦略立案やプロジェクト実行をする専門職です。ITストラテジストになること自体には資格は必要ありませんが、経営者の視点が必要な超上流工程を担当することになります。
そのためITストラテジスト試験は高度情報処理技術者試験に分類され、テクノロジーからマネジメントまで幅広い知識を問われる非常に難易度の高い試験です。実務経験豊富な人でも150〜200時間程度の勉強が必要とされます。
システムアーキテクトとは、ITストラテジストから提案を受け、情報システムを活用してシステム開発に必要な要件を定義し、実現するためのアーキテクチャを設計して開発をリードする役割です。
高度な確立した専門分野をもち、システム開発の上流工程を主導する立場にあるため、上級エンジニアを目指す人向けといえます。
プロジェクト全体の進行管理、予算や納期、品質などに対して全責任を持つのがプロジェクトマネージャーです。プログラミングの知識やスキルそのものというよりも、プロジェクトの立ち上げから完遂まで必要なすべての工程での知識が問われる資格試験です。
資格が必要な職種ではありませんが、資格取得によりプロジェクトマネージャーとしてのスキルを証明できます。
情報処理技術者試験において最高ランクのレベル4に分類される試験です。ネットワーク分野での専門的な知識やスキルを有すると国が認定する資格で、高い人気を誇ります。
適切な情報システム基盤の企画から要件定義、開発、運用、保守を行うためにリーダー的な役割を担えること、また専門家としてこれらの技術サポートができることを問われます。
ビッグデータを管理し、高いパフォーマンスを発揮できるデータベースシステムを構築してデータ分析基盤を提供する管理者や、インフラ系エンジニアを目指す人に向いている資格です。
データベースの知識が証明できる資格なので、受験者数の多い資格でもあります。
組込み系と呼ばれるエンジニアにおすすめの資格です。家電や自動運転など、インターネットを介して様々なものが繋がるIoT。日々IoTが発展する中、新たな機能を実現するため、ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせたシステムの企画・開発の専門知識が問われます。システム全体の設計・構築、製造・評価能力なども認定されますが、難易度は高いでしょう。合格率は16〜19%(平成31年~令和5年度秋期)。
ITサービスマネージャはシステムの設計・開発・運用のスキルとリーダーとしてプロジェクトを導けることを証明する資格です。エンジニアとしてのスキルアップはもちろん、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、上流工程で裁量権の大きなポジションを目指す人におすすめ。
実務経験と専門知識の両方を身につける必要があります。
IT系国家資格の中でも情報処理技術者試験に区分されるもので、情報システムを監査するための知識を問われます。システムの監査人や情報システム責任者のポジションとなるため、ITガバナンスの工場やコンプライアンス確保に貢献できることを証明する資格です。
エンジニアとしてのスキルはもちろん、経営面でのノウハウも問われるマネジメント寄りの資格です。
「情報セキュリティスペシャリスト試験」の内容を引き継ぐもので、情報セキュリティに関わる専門家を証明する国家資格です。サイバーセキュリティリスクの分析・評価を行い、安全な情報システムの企画・設計・開発をサポートするとともに、必要な指導やアドバイスを行います。
IT系の国家資格は多種多様なものがあり、レベルが上がるにつれ専門的に細分化していきます。未経験から最終的にどこを目指すか決めるは難しいでしょうから、文系からエンジニアを目指す人はファーストステップとして「ITパスポート」の取得を目指してみましょう。

ここでは、文系出身の先輩たちが、どうやってシステムエンジニア(SE)を目指したのか、就活でどんなことを大切にしていたのか、そして今どんな働き方をしているのかをインタビューしました。
これからエンジニアを目指す文系新卒者にとって、参考になるリアルな体験談が満載なので、要CHECK!
引用元:株式会社ボールド
引用元:株式会社ボールド
2014年から9年連続で売上がUP!約5億円から70億円へと急成長しているSES企業(IT業界においてシステムの開発や運用、保守などの技術サービスを提供する企業)のボールド。 生涯現役エンジニアカンパニーというミッションを掲げ、プレミアムSESという独自の働く環境・制度を整えています。IT業界の「35歳定年説」や「45歳定年説」を覆し、全社員が65歳まで現役で活躍できる環境づくりに注力しています。
「文系からITエンジニアを目指したいと考えている就活生の方のためのメディア」です。文系からでも就職できるのか、活躍できるのか気になりますよね。そこで、当メディアでは、実際に文系からITエンジニアとして活躍している先輩たちにインタビュー。どのように就活を進め、業界を絞り込んだのか、先輩エンジニアのリアルな声をお届けします。その他、文系・新卒未経験からITエンジニアになるためにしておきたい準備や、IT業界情報をまとめています。当メディアが、エンジニアへの第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。